ご挨拶

川崎医科大学 脳神経外科 教授 宇野昌明

                       

 当科に赴任して8年目を迎えました。この間医局員と共に一生懸命、診療・教育・研究に従事して参りました。7年間の成果と今後の展望について述べさせていただきます。

 診療面では脳卒中科・リハビリテーション科・救急部の方々と協力し、24時間断らない治療を実践して参りました。脳血管障害は頚動脈内膜剥離術、浅側頭動脈-中大脳動脈吻合術、脳動脈瘤手術や脳動静脈奇形摘出術を数多く施行しています。同時に脳血管内治療の手術は年間約100件施行しています。動脈瘤コイル塞栓術、頚動脈ステント術、急性期脳梗塞に対する血栓溶解術など、脳卒中科と協力し、全力を挙げて行っています。また脳腫瘍の治療、神経内視鏡による手術や脊髄・脊椎疾患にも精力的に治療しております。

 教育面では医学部生の授業、臨床実習、初期研修医の受け入れなどを行い、脳神経外科の魅力や最先端の診断・治療方法についても教育を行っています。患者さんの症状改善を第一とする医療を“教育のモットー”とし、良医を育てる当大学の建学精神に沿って教育しております。

 研究面では臨床に直結する研究を第一としています。頸動脈狭窄症のプラーク診断と病理所見の比較、神経内視鏡による脳内血腫除去術や急性・亜急性期硬膜下血腫除去の方法と成績、慢性硬膜下血腫の疫学調査と再発予防対策、くも膜下出血後の血管攣縮の診断と治療、血管内治療による急性期血行再建術の適応と成績などについて研究を行っています。

 人事面では平成21年度以降多くの新しい若い医局員を迎え、後期研修を行っています。また徳島大学からも後期研修に来ていただき、academic neurosurgeonの育成に努力しています。今後もマンパワーを充実させ、治療成績の向上、教育の充実、研究成果の誌上発表を積み重ねていきたいと思います。

 最後に脳神経外科学は日々進歩していく学問です。病気で苦しまれている患者さんが1日でも早く回復できるよう、今後も医局員一同精進を重ね邁進していく覚悟です。よろしくお願いいたします。

TOPICS

 ・2015年度の手術実績をアップしました。
 ・第9回 KURASHIKI endovascular conference を開催しました。
 
WHAT"S NEW
 ・平成28年4月から、新たに小川祐佳里先生が入局しました。
 
 ・平成27年10月から、徳島大学より原慶次郎先生が赴任しました。
 ・平成27年4月から、木下景太先生が入局しました。
 ・平成26年10月から、安積麻衣先生が赴任しました。
 ・平成25年10月から、岸田夏枝先生、萩野寛隆先生が赴任しました。
 ・平成25年4月から、徳島大学より松下展久先生が赴任しました。